NANA

人気少女マンガ、NANAを実写映画化した”NANA”を観てきた。
ぶっちゃけこの手の映画はどうしようもなくツマンナイ場合がほとんどで、今回も内容にはまったくもってこれっぽっちも期待しないで、ただただ、あの宮崎あおいちゃんの超キュートスマイルをデカイスクリーンで見たい!という思いだけで劇場まで足を運んだのであるが、これがまた意外と内容も悪くなかったのであった。悪くなかったというか、正直三度は泣きかけた(笑)

以下、ネタバレしまくりで書くのでこれから観に行く人は読まない方がよろしい。

まず、二人のNANAのキャスティングは大ハマリ。宮崎あおいはとにかくキュートでぷりちーで、バカっぽいキャラもそのまんまの、再現度120%なハチを演じていた。すごい。やっぱ天才だ、このコは。
ナナ役の中島は、正直ルックス的にはハマってるけども演技はきっとダサダサでクサくて観てるこっちが恥ずかしくなるような状況なんだろうなぁ、なんて覚悟して行ったんだけども、これまた意外とよかった。
確かにセリフ回しとか全然シロウトなんだけど、それがかえって、ナナのぶっきらぼうで不器用な性格をうまく表現したような感じになって、結果オーライなのであった。
逆に男性陣キャストはどうにも違和感を覚えた。みんなそんなにかっこよくないんだものw
特に蓮はダメ。なんかあの顔、生理的にダメw だいたい連はもっとひょろっとしてないと。要するにシド・ビシャスなんだし。
あとシンちゃんもちょっとw あんなかわいくないシンちゃんイヤだw でもノブやヤス、あと章司は結構違和感なくハマってたな。あ、サチコもw
そうそう、淳子と京助はもっすごいソックリだった!(笑) 初めて画面に出てきた時、思わず笑っちゃいそうになって必死にこらえたよ。あれは似てたなぁ。
ストーリーは、1話から第14話(1巻〜5巻)くらいまでの内容。最後は割とハッピーなところで終わってて、後味もイイ。
原作がマンガってことで、読者の脳内処理にまかせてうまくごまかせている”音楽”がどうなのか、ちょっと不安だったんだけども、これまた悪くなかった。中島美嘉のロックボーカルも悪くなかったし、トラネスのレイラ役、新人?の伊藤由奈がブッ飛び級の歌唱力あんどルックスで、おお、こりゃレイラだぁ〜、と、納得の出来。
この伊藤由奈、9日のMステに出るらしいので、興味のある方は是非ともチェックしてみて欲しい。(伊藤由奈オフィシャルページ *音注意)
映像的にも、例の707号室の再現度はかなりのものだし、シーンが変わるたびにころころ変わるハチの衣装がどれもこれもいちいちカワイイし、ライブシーンは迫力のカッコ良さだしと、観ようかどうか悩んでるヤツはサクッと観に行った方がシアワセになれるとここに断言しておこう。
とにかく、予想外によかった。ただし、原作を読んでないとちょっとツライかもしんない。まぁこの手の映画はどれもそうなんだろうけども。
原作のNANA好きなら迷わずGO!だ。カッコイイよ!!